【令和最新版】ホワイト(白)トイプードルの特徴や性格は?似合うカットスタイルとお手入れのコツを解説
ふわふわで真っ白な被毛が魅力的な、ホワイト(白)トイプードル。
見た目の美しさはもちろん、その穏やかな性格でも人気を集めています。
とはいえ、「白い子って汚れやすい?」「涙やけのケアが大変そう…」と気になる点も多いですよね。
この記事では、ホワイト(白)トイプードルの性格の傾向や、他の毛色との違い、似合うカットスタイルやお手入れのコツまで詳しく解説。
これから迎えたい方にも、すでに一緒に暮らしている方にも役立つ、実践的な情報をお届けします。
目次
1 : ホワイト(白)トイプードルの特徴と歴史

Vojce/shutterstock
ホワイト(白)トイプードルは、トイプードルの毛色の中でも優雅な印象を与えるカラーの一つです。
もともとトイプードルの祖先犬が持っていた毛色(原色)はブラック・ホワイト・ブラウンの3色でした。
この3色を基に品種改良が進められ、現在ではレッドやアプリコット、シルバーなど多彩な毛色が誕生しています。

eAlisa/shutterstock
ホワイトはこの原種カラーの一つにあたり、いわば「ザ・プードル」ともいえる毛色で、レッドやアプリコットといった新しい毛色が生まれる以前から長くブリードされてきた歴史があります。
そのため個体差が少なく体格や性質が安定しているともいわれます。
また、遺伝的な要因により、特定の組み合わせで繁殖しないとホワイトの毛色が出にくく、希少性が高いとも言われています。

Jagodka/shutterstock
実際、白い子犬が生まれるのは限られた繁殖過程のみであることが多く、専門のブリーダーによる計画繁殖でないと出会いにくい毛色とされています。
また、生後すぐの子犬は少しクリームがかった毛色に見える場合もありますが、成長とともに全身が澄んだ純白に変化していきます。
もともとの色素が非常に薄い、ホワイト(白)トイプードルは、他の毛色に比べて毛色の退色(色あせ)が目立ちにくい点も特徴です。
被毛の美しさを保つために、特に涙やけや黄ばみ、汚れやすさに配慮したケアも重要です。
2 : ホワイト(白)トイプードルの性格と暮らしやすさについて

Inheart/shutterstock
前述の通り、ホワイト(白)トイプードルはスタンダード・プードルの原色とも言われ、特に従順で落ち着いた性格を示す傾向があります。
狩猟犬だった頃の用心深さ(警戒心)も受け継いでおり、人見知りする面がある一方で、他の犬とも上手に付き合える社交性も兼ね備えています。
こうしたバランスの良い気質から、「ドッグショーに出るプードルの約8割がホワイトカラー」とも言われるほど、その資質の良さが認められています。
具体的に、ホワイト(白)トイプードルは
・温厚で人懐っこい
・家族に対して愛情深く友好的で、一家のアイドルになれる明るさの持ち主
・服従心が強くしつけが入りやすいため、初めて犬と暮らす人にも向いている
と言われています。
総じて、その穏やかで従順な気質ゆえに、初めて犬を迎える方にとっても暮らしやすく、「優等生タイプ」「コミュニケーション能力が高い」といった傾向があるようです。
なお、トイプードルは毛色によって性格傾向に違いが見られることもあります。
気になる方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
【令和最新版】トイプードルの性格完全ガイド!特徴・性別・毛色別に性格の違いを徹底解説!
3 : ホワイト(白)トイプードルに似合うカットスタイル

Anna Averianova/shutterstock
ホワイト(白)トイプードルはどんなスタイルでも上品に映えますが、特に人気の高いカットやおすすめのスタイルをいくつか紹介します。
テディベアカット
もっとも定番で人気の高いスタイルです。
クマのぬいぐるみのように顔や体の毛をまんまるにカットし、ふわふわの可愛らしさを強調します。
毛量の多い子ほど理想的なふんわり感が出しやすく、ホワイト(白)トイプードルの豊かな被毛とも相性抜群です。
アフロカット
お顔全体を、アフロのようにまん丸シルエットに整えたスタイルです。
耳の毛も含めて丸くカットするとまるでアフロヘアのようになり、個性的で可愛い印象に仕上がります。
トップノットヘアー
頭頂部の毛を長く伸ばして、ちょんまげのように高く結い上げるエレガントなスタイルです。
顔周りにバリカンを入れると、目元が際立つ上品な印象に。
頭部にボリュームが出て、ゴージャスな印象になります。
4 : ホワイト(白)トイプードルのお手入れのコツ
このパートでは、ホワイト(白)トイプードル向けの「お手入れのコツ」をご紹介します。
愛犬の美しさを保つためにも、今から始められるケアをコツコツと取り入れていきましょう。

oasisamuel/shutterstock
涙やけ対策
ホワイト(白)トイプードルは、涙やけが目立ちやすい犬種です。
目の下の被毛が涙で濡れて、赤茶色に変色してしまう状態を涙やけと呼びますが、白い被毛だとこの変色が顕著に現れてしまいます。
放置すると見た目だけでなく皮膚炎や悪臭の原因にもなり得るため、早めの対策と日々のケアが重要です。
涙やけ対策のために、以下のケアを習慣にしましょう!
・毎日、目元を柔らかいガーゼやコットンで優しく拭き取る(ぬるま湯か専用クリーナー使用)
・目の周りの毛が目にかからないよう、トリミングで短く整える
・涙が多い子は獣医師に相談し、鼻涙管の詰まりやアレルギーなど根本原因をチェック

ddisq/shutterstock
日常のお手入れポイント
ホワイト(白)トイプードルは被毛の美しさを保つために、特に涙やけや黄ばみ、汚れやすさに配慮したケアが必要です。
以下のようなポイントを押さえて、日々のお手入れを始めていきましょう。
・ブラッシング:1日1回、スリッカーブラシ+コームで毛玉予防&抜け毛除去
・シャンプー:月2回程度。白毛用(ホワイトニング)シャンプーがおすすめ
・食後のケア:口周りの毛を拭き、汚れが定着するのを予防
・散歩後:足先・お腹を濡れタオルで拭く or 部分シャンプー
・トリミング:月1回が理想。涙やけ対策にもなる
・服の着用:散歩時の泥はね防止に。白毛の汚れ予防にも有効

Studio Romantic/shutterstock
清潔な環境づくり
・室内のホコリ対策に掃除機がけをこまめに
・ハウスダスト・花粉が涙やけの原因になるため、空気清浄機や加湿器の使用もおすすめ
ホワイト(白)トイプードルはケアに手がかかる分、日々の積み重ねが美しさと健康につながります。
まとめ

Natallia Yaumenenka/shutterstock
ホワイト(白)トイプードルは、華やかな見た目だけでなく、穏やかで賢い性格など、内面の魅力にもあふれた存在です。
その一方で、白い毛色ならではの「涙やけ」「黄ばみ」「汚れやすさ」といった悩みも少なくありません。
しかし、毎日のちょっとしたケアや環境づくりで、その美しさと健康はしっかり守っていくことができます。
お手入れの時間は、愛犬との絆を深めるスキンシップのひとときでもあります。
ぜひその時間を楽しみながら、愛犬との暮らしをより豊かなものにしていきましょう。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
【令和最新版】トイプードルの性格完全ガイド!特徴・性別・毛色別に性格の違いを徹底解説!
参考記事
監修
Toy Poodle Life(トイプードルライフ) は、日本最大級のトイプードル情報メディアです。
トイプードルの基本情報・飼い方・健康・グッズ・住まいなど、幅広い情報を発信しています。
トイプードルオーナーの方々にとって、愛犬との生活をより楽しく快適に過ごすためのヒントや、最新のトピックをお届け中。
【週2更新】公式LINEでは、厳選記事をお届け!
\公式LINEはこちらからチェック/
国内最大のトイプードルメディア「トイプードルライフ」公式LINEでは、取材記事やイベント情報、愛犬との暮らしに役立つ情報をお届けしています!
ぜひフォローして、チェックしてみてくださいね!
おすすめ記事
-
【パピー必読!足腰の健康維持を約束する】すべらない床「ドッグライフコート」の総合予防力
トイプードルと暮らしていると、そのキラキラとした瞳と、くるくる変わる表情に、毎日心が和みますよね。ふわふわの毛並みを揺らしながら、軽やかに部屋を駆け回ったかと思えば、ぴたっと寄り添ってくる甘えん坊な一面も。利口で人懐こくて、まるでこちらの気持ちまで読み取ってくれるような、不思議な魅力があります。
でも、そんな愛しい日常のなかに、実は見過ごせないリスクがひそんでいるとしたら?
今いちど、愛犬の“足元”に目を向けてみてください。
(PR 株式会社グッドライフ) -
【取材】18歳と14歳のトイプードル姉妹!「自由気ままに、のびのびと」毎日を健やかに過ごすヒントとは?#3バーニー、べべ
15歳を超えても元気なトイプードルを“レジェンドトイプー”と呼び、その元気の秘訣をオーナーさんに伺う特集『レジェンドトイプーの肖像』。
今回ご紹介するのは、18歳のバーニーちゃんと14歳のべべちゃん。
0歳の頃からドッグサロン『dogman』に通うおしゃれガールなふたりは、オーナーさんご家族からの愛情をたっぷり受けて、のびのびと健やかな日々を過ごしています。
今回は、そんなふたりの“お散歩コース”を歩きながら、長寿の秘訣や日々の暮らしについて、オーナーの奥山さんにお話を伺いました。
特集 -
【取材】石野卓球ートイプードル2頭を溺愛する、裏面。
電気グルーヴのメンバーであり、テクノDJとして世界でも活躍する石野卓球さん。
音楽、酒、破天荒のイメージが強い石野卓球さんですが、愛犬のトイプードル、サルとゲンキを溺愛する「裏面」もファンの間では有名。
子どもの頃から夢だった愛犬との暮らしは、あまりにも突然やってきて、まさか多頭飼いをする人生になるなんて。
「夜は一緒に寝ちゃってます」「なるべく死ぬまで、犬と暮らしたい」
私たちトイプードルライフが、ほかでは見せない石野卓球さんの犬好きな一面に迫ります。
特集 -
【体重12.5kgのデカプー!?】規格外の“ほっこり癒し担当”トイプードル・ぷぅ太郎くんに、気づけばゾッコン。【特集:今日の、主役。】
トイプードルの中でも、ひと際個性的な子を紹介する特集『今日の、主役』。
今回ご登場してくれたのは、なんと「体重12.5kg」のビッグボディを誇る「ぷぅ太郎くん」。
ぷぅ太郎くんがいるだけで、周りがほっこり。そばにいるだけで自然と安心感を与えてくれる、特別な存在なのです。
-
【ヒント:田んぼ】「てふてふ〜♪」蝶々を追いかけるトイプードルにまさかの悲劇が…!?【動画】
今回は、トイプードルの身に降りかかった “悲劇” を2つご紹介。どちらも思わずクスッとしてしまう出来事なので、どうぞ安心してご覧ください!
-
【取材】光石研「仕事以外の時間は、いつも一緒です」11歳の愛犬・グリグリくんを甘やかす日々。
俳優としての活躍が華々しい、光石研さん。
冷徹なヤクザや問題のある父親といった「悪役」から、優しいペンションオーナーなどの「良い人役」まで。役者としての幅が大変広く、カメレオン俳優とも呼ばれています。近年では本人役としてドラマ『バイプレイヤーズ』にも出演し、まさに「名脇役」としての手腕を見せつけました。
そんな光石さんが心から愛してやまないのは、トイプードルの愛犬・グリグリくん(11歳)。
お仕事以外の時間はいつも一緒だそうで、「少し甘やかしすぎちゃったかな」と照れ笑い。今回は、光石さんとグリグリくんが共に過ごす日々の暮らしについてお話を伺いました。
取材 -
【深夜3時】「…ってた、待ってたよ…」お風呂から上がる飼い主を健気に待ち続けたトイプードルが尊い【動画】
深夜3時。
お風呂上がりにオーナーさんが見たのは、階段の上でじっと待つトイプードルの姿…。
その健気さに「泣ける」「愛おしすぎる」と反響が集まっています。
-
【犬オーナー必見】20歳と19歳のトイプードル!食事の工夫、病気、サプリ、愛犬グッズなど“長寿の秘訣”とは #2ソナ、ハチ
15歳を超えても元気なトイプードルを“レジェンドトイプー”と呼び、その元気の秘訣をオーナーさんに伺う特集『レジェンドトイプーの肖像』。
今回ご紹介するのは、20歳のソナちゃんと19歳のハチちゃん。
8頭のトイプードルと暮らす田中さんに、長寿の秘訣や日々の暮らしについてお話を伺いました。
シニア犬への食事、薬の飲ませ方、サプリ、グッズなど、すべてが試行錯誤の積み重ね。
今後、愛犬と長く健やかな生活を送りたいと願うすべてのオーナーさんにとって、心強いヒントが詰まっています。
特集 -
【取材】多趣味なコワモテ男が、トイプードルを溺愛。「一緒にいない生活は考えられません」
ガレージに並ぶ改造車の横、一見するとコワモテ風の男性。そんな男性の横をヨチヨチ歩くのは、トイプードルの“だんご”だ。小さな体で一生懸命歩くその姿に、編集部一同、秒でノックアウトされた。
今回お話をうかがったのは、そんなだんごを溺愛し、車やキャンプなどの趣味にも全力で没頭する谷川さん。
コワモテだと思ったのも束の間、だんごの話になるとその表情は一変。誰もがうらやむ、愛に溢れた日々がそこにはあった。
取材
特集
-
トイプードルの性格/基本情報
トイプードルのからだの特徴や性格、歴史など基本情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのトイプードル【基本編】
トイプービギナーの不安を解消!迎える前の心得、そろえておきたいアイテムをご紹介しています。
-
子犬/はじめてのトイプードル【自宅環境整備編】
トイプードルを迎える前に済ませておこう!自宅環境の整え方を紹介しています。
-
【特集】レジェンドトイプーの肖像ー15歳を超えて
15歳を超えたトイプードルを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】やっぱり、トイプードルが好き。
著名人など「隠れトイプーファン」をインタビュー。
-
【特集】今日の、主役。
中でも印象的なトイプードルをピックアップ!
-
【特集】編集部厳選!トリミングサロン
編集部厳選のトリミングサロンをご紹介。
-
Toy Poodle Lifeとは
私たちは犬と暮らしているのではない、「トイプードル」と暮らしているのです。