2025年4月18日237 ビュー View

【取材】多趣味なコワモテ男が、トイプードルを溺愛。「一緒にいない生活は考えられません」

ガレージに並ぶ改造車の横、一見するとコワモテ風の男性。そんな男性の横をヨチヨチ歩くのは、トイプードルの“だんご”だ。小さな体で一生懸命歩くその姿に、編集部一同、秒でノックアウトされた。

 

今回お話をうかがったのは、そんなだんごを溺愛し、車やキャンプなどの趣味にも全力で没頭する谷川さん。

コワモテだと思ったのも束の間、だんごの話になるとその表情は一変。誰もがうらやむ、愛に溢れた日々がそこにはあった。

トイプードルに興味がなかったはずなのに

 

インタビューの冒頭、いきなり飛び出したのはまさかの言葉だった。

 

「僕ね、もともとミニチュアピンシャーとか、コーギーとか、骨太だったりスタイリッシュな犬種が好きで。トイプードルは、正直ノーマークやったんです。でもね、奥さんの兄貴がトイプードルと暮らし始めて…それを見た瞬間、心を撃ち抜かれたんですよ。なんやこのカワイイ子…! って」

 

そこからの行動は早かった。すぐに“家族探し”をスタート。ほどなくして茨城のブリーダーまで足を運び、運命の出会いを果たす。

 

「まずインターネットでトイプードルを探したんです。そしたら顔が完璧の子がいて、もうピンポイントでこの子しかおらん! と思いましたね。それがだんごなんですけど、もう会う前から “だんご”って呼んでました。それですぐブリーダーさんのところまで会いに行って。写真だけでも十分かわいかったですけど、実際会ったらもっと最高でした(笑)」

 

奥さまは、動物が苦手だったけど…

 

初めて親戚のトイプードルに出会った日からノリノリだった谷川さんに対し、パートナーである奥さまは犬を迎えることに反対していたという。

 

「僕は小さい頃からずっと犬がいる暮らしをしていましたけど、奥さんがね、犬アレルギーではないけど、今まで動物と関わったことがなくて。犬と暮らすことはできないと反対していたんですよ。でも僕はどうしてもだんごを迎えたくて…。奥さんに頼み込んで、やっとOKが出たんです」

 

そんな奥さまも、いまではすっかり“だんご推し”に。毎食後の歯磨きやトイレ後のケアなど、二人三脚で行っているという。

 

夫婦そろって、溺愛っぷりが止まらない!

 

幼少期からいろんな犬種と暮らしてきた谷川さんだが、少し申し訳なさそうにこんな発言をする。

 

「これまでいろんな犬種と暮らしてきましたけど、間違いなくだんごが一番かわいいですね。小さい頃は親が面倒を見ていたってのもあると思いますし、他の子にはちょっと申し訳ないですけど。でもだんごの前で嘘はつけないです。もうだんごが一番かわいい」

 

その言葉に偽りはない。お出かけも一緒、キャンプも一緒。だんごは生後3ヶ月でキャンプデビューを果たし、いまではすっかりベテランキャンパーだ。

 

「僕はハマったらとことん突き詰めるタイプなんですけど、去年から急にキャンプにハマってしまって。一気にギアを揃えました。家族3人で行ったり友人を呼んだり、だんごも自然のなかでたくさん遊べるし、その姿を見ているだけで幸せですよ。だんごもワクチン接種を終えた生後3ヶ月から連れていってるので、今ではすっかりベテランキャンパーです。キャンプのときだけ特別にいい肉やフルーツをあげたりするんで、より楽しんでくれてます(笑)」

 

 

何ごとも納得いくまで追求するという谷川さんは、だんごのごはんもグラム単位で管理し、体に合うフードを常に探しつづけている。

 

だんごがお気に入りだったフードが輸入停止になった時は少し焦ったそうだが、だんごのためにすぐさま次の選択肢を考えた。

 

「やっぱり食べるものは大事でしょ? それにね、トイプードルあるあるだと思いますけど、急にフードを食べなくなる時があるんですよ。だんごの場合は食欲がないというより、気分屋さんて感じですね。トッピングを変えると食べてくれるので、うちの冷蔵庫はだんご用のトッピングでいっぱいです(笑)。奥さんといっしょに“今日はこれ食べへんから、こっちをあげてみよう”って話し合ってね、その時間も最高に楽しいです」

 

トリミング代は月1万円超え。でもカワイイから問題なし!

 

トイプードルといえばトリミングが欠かせないわけだが、その費用は人間のそれ以上にかかるケースも。

 

だんごもご多聞にもれず、美を維持するために小まめなトリミングを欠かさない。

 

「トイプードルはブラッシングやカットが欠かせないでしょ。だんごも月に1回か、多いときは2週間に1回トリミングサロンに通ってるんです。体は小さいけど1回あたり1万円くらいしますから。フードもそうですし、トイプードルって意外とお金かかるんですよ。でも、全部“かわいい”で帳消しです(笑)」

 

もはやコストは問題ではなく、かわいいが最優先。そんな考えからも、谷川さんの“だんご愛”が伝わってくる。

 

夢はドッグモデルデビュー!? だんごとの未来。

 

そんな谷川さんの夢は、だんごの可愛さをたくさんの人に知ってもらうこと。

 

「だんごはね、ほんまにドッグモデルになれると思うんです。顔もかわいくて、賢くて。撮影映えもするんで、いけると思うんですよね。めっちゃ親バカですけど(笑)。あとね、僕はモータースポーツが趣味で、よくサーキット場でドラッグレースなんかもしてるんです。今度はそこにだんごも連れていって、応援隊をやってもらいたいなぁ。きっとみんな、だんごに釘付けですよ」

 

 

改造車とサーキット、そして小さなトイプードル。いびつに思えるその組み合わせが妙にしっくり来るのは、そこに確かな愛があるからだろう。

 

「だんごのいない暮らし、いまはもう考えられないです」

 

そう語る谷川さんの隣で、だんごは終始ごきげんにしっぽを振るのだった。

 

 

photo:Takahiro Kikuchi

 

 

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