2023年5月27日1,079 ビュー View

【取材】ドッグブランド「PEGION」のふたりが大切にする、愛犬らしさ。ートイプードルのペガサス&オリオン

PEGION(ペギオン)は、オリジナルデザインや厳選したプロダクトを展開する、犬専用のセレクトショップ。デザイン・ディレクターを手がけるPELIさん、営業・海外からのセレクトを担当されているアヤコさんで運営されています。

ビジネスパートナーであり、人生のパートナーでもあるおふたりの愛犬は、トイプードルのペガサスちゃん(13歳)とオリオンくん(7歳)。

『パートナー(犬)の幸せはオーナーの幸せ。オーナーの幸せはパートナー(犬)の幸せ』をテーマに掲げるPEGIONのふたりがどのようなトイプードルライフを送っているのか、根掘り葉掘りお聞きしました!

「トイプードルライフ」を送ることになったきっかけ

左:アヤコさんとオリオン(7歳)/右:PELIさんとペガサス(13歳)

ーーペガサスちゃん(13歳)オリオンくん(7歳)とは、それぞれどのように出会ったのでしょうか。

PELI:先に迎えたのがペガで、彼女が3ヶ月のときに家族になりました。当時はアヤコと私も出会ってなくて、先に私がペガと暮らし始めました。

 

アヤコ:そうだね、わたしがペガに会ったのは3歳のときだったかなぁ。もう立派な成犬ですし、自我もしっかり出ていたと思います。

 

PELI:オリオンは元保護犬で、8ヶ月のときに迎えました。もう1頭迎えられたらいいねってアヤコとも話していたときに、保護犬活動をしている友人から「シルバーのトイプードルの子がいるけどどう?」って連絡があって。

 

アヤコ:そのとき写真も送っていただいたんですけど、それを見てトライアルしよう! とすぐに決めました。ぺガはわたしと暮らしてから3年ほどが経って6歳になり、信頼関係もできて落ち着いてきていたので、ちょうどいいタイミングでした。

アヤコさんの膝の上で、終始ごきげんなオリオン

ーー家族になるならトイプードル! というのは最初から決めていたのでしょうか。

PELI:そうですね。まず見た目が好きですし、毛が抜けない、ニオイがしない、賢いというのも聞いていたので魅力的な犬種だなと思っていました。

 

アヤコ:PELIは小さい頃からトイプードルに憧れていたんだよね。

 

PELI:そうなんですよ! ずっと白いプードルに憧れていて、小さい頃はよく絵も描いていました。でもクリームのトイプードルがいるって知らなかったので、初めてペガを見た時に「あ、金髪の犬いる!」と思って(笑)。

 

アヤコ:ペガは昔、もっと茶色かったんですよ。ベージュっぽい感じ。

 

PELI:年齢とともに毛色が変わっていったよね。当時は茶系の子が多かったから、クリームは珍しくて。

 

アヤコ:ひょうきんなところも可愛かった(笑)。

 

PELI:それは今も変わってないよね。昔からトイプードルに憧れていたっていうのもありますけど、最初に出会った子がペガだったからこそ一緒に暮らしたいと思えたのかもしれません。

 

「ペガサス」と「オリオン」、名前の由来は星座じゃない!?

ーー「ペガサス」と「オリオン」という名前は、星座が由来になっているんですか?

PELI:やっぱりそう思いますよね(笑)、実は違うんですよー。「ペガサス」は、私の動物占いがペガサスだからというのが由来になっています。自分でも気に入ってるし、スムーズに決まりました。

 

アヤコ:オリオンはまた全然違う由来なんだよね。

 

PELI:私たちがオリオンビール大好きで。

ーーまさかのビール(笑)!

PELI &アヤコ:(笑)。

 

アヤコ:わたしたちは沖縄が大好きで、当時は毎年のように行っていたんです。それで久しぶりに沖縄料理を食べに行ってオリオンビールで乾杯した瞬間に、先ほどお話しした友人から保護犬の連絡がきて。

 

PELI:ある意味運命だったよね(笑)。でもあまりにもオリオンビールが好きすぎて、次にトイプードルを迎えたらオリオンて名前にしようって話しはしていたんです。だから友人から連絡がきたときに「オリオン来たね」ってふたりで話して(笑)。

 

アヤコ:トライアルに来る前に、オリオンの性格は変わってるよって言われていたんですけど、本当に変わってますね。それが面白くて可愛いんですけど。

ーー実際会ってみると、オリオンちゃんの方がマイペース! という感じが伝わってきます。

PELI:やっぱりそうですよね(笑)。クセがあるというか行動も変わっていますし、そこがたまらないんですよ。もしかしたら「保護犬あるある」なのかなぁという気もしますけどね。

 

アヤコ:うん、それはあるかもしれない。PEGIONのお客様でも保護犬を迎えていらっしゃる方がたくさんいて、お話ししていると、小さい頃に社会性の環境がなかったという子が多いんですよね。オリオンは8ヶ月のときに迎えたんですが、やっぱり不安症だったり、すごく驚きやすかったりして。

 

PELI:それをかわいそうって思うんじゃなくて、個性として受け入れて、私たちも楽しみながら一緒に成長している感じです。あとオリオンの場合は確実に本能も強いと思います(笑)。

 

ペガサスとオリオンは、空気のような関係性

ーー性格も個性的な2頭ですが、普段は仲良しなんでしょうか。

アヤコ:もう、お互い見ないようにしています(笑)。

 

PELI:それぞれ視界に入れないように、少し離れてすれ違ったりしてますよ。当たり障りのないように、空気のような存在という感じです(笑)。今でもたまに小競り合いはしますけど、激しいケンカになることはないので、お互い考えて行動しているのかもしれません。

 

アヤコ:犬って3歳くらいから自我が固まってくるじゃないですか。後からやってきたオリオンがわかりやすくて、まさに3歳くらいから自我が出てペガとの小競り合いが勃発するようになりました。

 

PELI:だから夜もお互い離れて寝るようにしていて、オリオンは静かで落ち着く場所が好きだからケージ、ペガは私たちと同じベッドで寝ています。

 

アヤコ:ペガが先住犬なので、上下関係を伝えるためにという意図もあります。ごはんやおやつ、お散歩から帰宅して家に入るときも、必ずペガからと決めているんです。

 

PELI:オリオンもそれはわかってくれている気がしますね。

ーー付かず離れずの「イイ関係」ですね! ちなみにお休みの日はどのように過ごされているんですか。

PELI:友人の別荘にお邪魔したり、車でキャンプに行ったりします。2頭とも他のワンコが得意ではないので、プライベート空間ばっかり。

 

アヤコ:わたしもPELIもめんどくさがりだから、テントは立てずに車の中で寝ちゃうんだよね(笑)。とにかく他のワンコがいるようなドッグカフェやドッグランは避ける生活ですね。いっときは、そういうのに憧れもありましたけど…。

 

PELI:もし他のワンコが苦手じゃなかったら全然行ってたよね。

 

アヤコ:うん、チャレンジもしたしね。それこそ犬の行動学を専門とした先生に相談したときもあったんですけど、とにかく付きっきりじゃないと改善は難しいと言われて。

 

PELI:一日中べったりじゃないと…って言われたんですよね。もちろん仕事もありますし、私たちのライフスタイルでは難しいという結論になりました。そのぶん自分たちができることを考えて、お出かけは2頭が落ち着いて過ごせる場所を選ぶようになりましたね。

 

アヤコ:その方がお互いにストレスもないですし、4人でも十分楽しいですから。わたしたちにとってベストなライフスタイルだと、今でも思います。最近は一棟貸しでお庭がある宿も増えているので、いろいろ選びやすくなりましたしね。

 

膝蓋骨脱臼からの復活

ーー愛されている2頭ですが、普段の食生活で気をつけてることはありますか。

PELI:たくさんありますよ。ふたりとも結構なアレルギー持ちで…。オリオンは炭水化物がすべてNGですし、安心して食べさせられるお肉はチキンくらいで、逆にぺガはチキンがダメなんです。

 

アヤコ:ですから今は、ごはんもおやつもそれぞれ別のものをあげていますね。オリオンは食が細くて、おやつ以外は食べてくれないこともありますけど、とにかく美味しく食べてくれることを最優先に考えています。

 

PELI:あとサプリもあげていますね。「マイトマックス」という胃腸のサプリと、関節用の「PE ジョイントマスター」。トイプードルって膝蓋骨脱臼になりやすいんですけど、まさにペガが患っていまして…何件も病院をまわった結果、経過観察でも大丈夫という診断になりました。

 

アヤコ:経過観察で問題ないと言われたものの、わたしたちにできることは全て考えました。そのひとつが、部屋の内装を変えること。

 

PELI:そうそう、フローリングをやめて絨毯に変えたりね。オシャレはいらない、健康! って改めて思いました。でもサプリをあげたりライフスタイルを変えてから、またペガが走れるようになったんですよ。

 

アヤコ:ケンケンする回数も減ったしね。もう海とか行ったら、浜辺をずーっと爆走していますよ(笑)。

 

PELI:ペガは今13歳ですけど、この年までこんなに元気に走れると思っていませんでした。トイプードルと暮らしている方で膝蓋骨脱臼に悩まれている方にも、まだまだ頑張れるという希望をお伝えしたいです!

13歳のペガサスは、PELIさんのお膝担当

ーー奇跡の復活ですね! ほかにも気をつけていることや、力を入れていることはありますか。

PELI:歯磨きには力を入れてますね。でもペガは歯磨きが超苦手で…ある程度の年齢まではサボりがちになっていました。これはもう専門の先生の力を借りようと、歯の専門医に診ていただいて、抜歯したり綺麗にしてもらって。それ以来、噛まれようが何されようがやらないと! と思って、今ではすっかり歯磨きもできるようになりました。

 

アヤコ:一年くらいかかったよね。最初はガーゼから…みたいな。

 

PELI:なかなか大変だったよね(笑)。一日1回を目標にしていますけど、どうしても難しい日ってあるんですよね…。でも二日に1回は必ずやるようにしています。

 

アヤコ:歯石ができるのが二日から三日の間らしいので、それを防ぐためにね。

 

PELI:そうそう。もう私が顔のパックしたときにやるというルーティンもできあがってるので(笑)。歯が綺麗な子は長生きするという話しもありますし、とにかく元気に過ごしてほしいです。ペガもオリオンも長生き、それに懸けています!

 

ありのままを見たい。たどり着いたのは、丸刈り

ーー性格が個性的な2頭ですが、カットもオリジナリティに溢れていますよね。

PELI:丸刈りですね(笑)。ふたりのありのままの姿を見たいんですよ。カラダの形や頭の形、まさにペガとオリオンらしさというか。それに短くカットすると洋犬感が増して、洋服も似合うかなぁって。

 

アヤコ:「伸ばしてみようか」ってなったことは一度もないよね。あと目を見たいんですよ。フワフワしていると、目が見えなくなってしまうので。

 

PELI:そう、目を見たい派。友達に「そのカットは合ってるの?」って言われるんですけどね。もう世間の逆張り、これが一番かわいいと思っているのでしょうがないんです(笑)。

 

アヤコ:散歩をしていても「何犬ですか?」って言われますし。

 

PELI:でも私さぁ…なんでも刈りたくなっちゃう癖(へき)があるかも(笑)。長毛種を刈ったらどんな形なんだろう…って(笑)。

 

アヤコ:でもわかるなぁ…やっぱりありのままの形というか、姿を見たくなってしまう。特に鼻とか耳の形とか気になって、想像してはわくわくします(笑)

 

PELI:実家でビションフリーゼを飼っているんですけど、親に「一回だけ刈ってみない?」って提案したことありますもん(笑)。もちろん却下されましたけどね(笑)。

 

2頭がいたから。家族としての、これからー

ーー今後の2頭への目標や、こうなってほしいという思いはありますか。

PELI:本当に…ふたりの元気! 健康! それだけです。ペガは13歳ですしね。お散歩が好きだから、それを一日でも長く楽しめるような人生を送ってほしいです。

オリオンはいい意味で、これ以上を求めないかな(笑)。

 

アヤコ:うんうん、求めない(笑)。でもオリオンは本当に優しくて、もうすごいんですよ。私たちがケンカしたら隣の部屋からでも走ってきて「どっちが悪いの?」って。PELIとわたしの間を行ったりきたりして、オリオンなりに詰められていると感じた方にピッタリ寄り添いながら、詰めている側に「これ以上言うなよ」みたいな感じで見るんです(笑)。

 

PELI:昔はペガもそれをやってたけど、もうやらなくなったよね。「勝手にしろ」って(笑)。

 

アヤコ:また猿芝居かって(笑)。朝もね、オリオンに「PELI起こしてきて」っていうと、ゆっくり優しく匍匐前進で起こしにいってくれるんです。

 

PELI:赤ちゃんの頃は勢いよく起こしにくるから、毎日強烈なボディーブローを受けて痛かったんですが、「痛い」のコトバを覚えてからはゆっくり来て「おはよう」って言ってくれるようになりました(笑)。

 

アヤコ:ぺガとオリオンの存在が「PEGION(ぺギオン)」というブランドを立ち上げるきっかけになりましたし、いち飼い主としてPEGIONを通し、他のワンコたちに何か幸せのお手伝いができたらな。って思っています。

 

PELI:最近は犬だけじゃなくて、ペガっぽい動物やオリオンぽい動物まで好きになってきましたからね。ペガ経由で白熊が好きになって、オリオン経由でラッコが好きになって(笑)。とにかくみんな元気に健康に、たくさんの子に幸せになってもらいたいなぁと思います。

 

 

◆PEGION(ペギオン)

オリジナルデザインや厳選したプロダクトを展開する、犬専用のセレクトショップ。

犬向けはもちろんのこと、オーナーに向けたオリジナルアパレルグッズも人気。

「PEGION」の由来は、愛犬のトイプードル・ペガサスとオリオンから。

 

デザイン・ディレクターを手がけるPELIさんは、2013年より自身のアパレルブランド『PAMEO POSE(パメオポーズ)』を立ち上げ、現在もディレクター兼デザイナーを務めている。そのほかDJとしても活躍し、業界人の社交場として愛された南青山のクラブラウンジLe Baron de ParisのレジデントDJを8年間務め上げ、現在は数々のハイエンドなパーティーを中心に、ジャンルの枠に捉われないユニークなプレイでシーンを賑わせている。

 

▶︎「PEGION」公式サイト

▶︎Instagram:@pegion_dog

 

Photo:Hiroaki Otake

撮影協力:World Meatball Classic

 

 

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